ベーカリーパンやケーキ、ペイストリー、パイなどオーブンで焼いた穀粉ベースの食物を調理し、販売するパン屋さん。コーヒーや紅茶などの飲み物やスープやサンドイッチなどの軽食を販売したり、イートイン施設を備えたカフェを兼ねた形態もあります。起業にあたって必要な手続きベーカリーでも、サンドイッチを作らない場合は「菓子製造業」と分類されるので許認可は不要です。一方、サンドイッチを作る場合は「飲食店営業」に関する営業許可が必要になるので飲食店の開業にあたっては、営業許可を所轄保健所の食品衛生課に申請しましょう。また、食品衛生法では、各店に1人、食品衛生責任者を置くことが義務づけられています。食品衛生責任者になる場合、「調理師」「栄養士」「製菓衛生師」等の資格が必要です。資格者がいない場合、保健所が実施する食品衛生責任者のための講習会を受講すれば、資格を取得できるので確認しましょう。一般の開業手続きとして、個人であれば税務署への開業手続き等、法人であれば、必要に応じて、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災保険関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きをします。起業にあたっての留意点・準備どのようなパン店にするのかコンセプトを明確にするたとえば、「焼きたてのパンを提供する」「安全で安心な素材を使う」「天然酵母」などの特徴を出すパンの種類にバラエティをもたせ、常時数種類の商品を取りそろえる【 甘く低価格帯のパン 】菓子パンやデニッシュで、おやつに使えるもの【 食事用の低価格パン 】食パン、テーブルパン、サンドイッチ、惣菜パンの4つで、食事にふさわしいもの【 甘く高価格帯のパン 】菓子パンやデニッシュに加え、クッキーやパウンドケーキも含まれ、手土産にもなるようなもの【 食事用の高価格パン 】食事用で高価格帯のパンで、ギフト商品にもなるようなものオーブンフレッシュベーカリーでの開業を目指すオーブンフレッシュベーカリーとは、店内にパン焼き窯を設け、焼きたての製品を売るパン店のこと。オンプレミスとベークオフ方式の製造形態があります。オンプレミス型原料の購入から仕上がりまですべて同じ店舗内で行う。原材料の選択が自由で 多品種生産と特徴ある味がセールスポイントになる一方、ミキサーからオーブンまでのパン製造諸設備を要し、熟練技術者(職人)の確保、更に発酵過程に長時間を要することなどである。ベイクオフ型メーカーの工場から成形した状態の冷凍生地を仕入れて店舗で焼いて仕上げる。店内での作業が少なく、設備や高い熟練を持つ技術者が不要であることなどからスペースが狭くて済み、資本は少 なくて済む一方、技術の維持向上や商品開発力が必要である。安心・安全な地域のパン屋さん「プライスカード」や「原材料表記」「品質保証カード」などお客様に安心・安全を伝える内容を表示するようにする。店舗面積に余裕があれば、ドリンクコーナーを設け、できたてのパンをその場で楽しめるなど、店内の滞留時間を長くする工夫をする。試食品はできるだけ多くする。売上上位10品は必ず出す。ただし、美味しくない試食品は逆効果となるので、従業員全員で味は十分吟味する。店内は、入り口を広く、明るくして清潔さを感じさせる。商品の並べ方を分かりやすいよう工夫をする。必要資金例商店街に、20坪のベーカリーを開業する場合項 目初期投資額物件取得費保証金(賃借料10カ月分)2,500,000円仲介料(賃貸料1カ月分)250,000円小 計2,750,000円設備工事費・什器備品費内装工事費10,000,000円厨房設備工事費7,000,000円空調設備費3,000,000円看板工事費1,000,000円その他1,000,000円小 計22,000,000円開業費市場調査費300,000円印刷・DM等販促費500,000円社員・アルバイト募集費50,000円開業前人件費300,000円開業前賃貸料750,000円開業前水道光熱費150,000円その他1,000,000円小 計3,050,000円合 計27,800,000円※物件取得費は含まないビジネスプラン策定例(モデル収支例)初年度売上計画例(客席30席) 客数(/日)客単価日商営業日数年商平日300人500円150,000円208日31,200,000円土曜日350人600円210,000円52日10,920,000円日曜日300人600円180,000円52日9,360,000円合 計312日51,480,000円 モデル収支例初期投資回収 4年度(単位:千円) 年間増加率変動費比率初年度2年度3年度4年度5年度売上高1.0% 51,480,000円51,995,000円52,515,000円53,040,000円53,570,000円売上原価 40.0%20,592,000円20,798,000円21,006,000円21,216,000円21,428,000円売上総利益 30,888,000円31,197,000円31,509,000円31,824,000円32,142,000円諸経費計 26,785,000円24,354,000円23,908,000円23,884,000円24,118,000円 人件費 16,000,000円16,160,000円16,322,000円16,485,000円16,650,000円 不動産賃借料1.0% 3,000,000円3,030,000円3,060,000円3,091,000円3,122,000円 水道光熱費 3.5%1,802,000円1,820,000円1,838,000円1,856,000円1,875,000円 販売促進費 1.0%515,000円520,000円525,000円530,000円536,000円 通信費 0.2%103,000円104,000円105,000円106,000円107,000円 消耗品費 1.0%515,000円520,000円525,000円530,000円536,000円 減価償却費 2,800,000円1,680,000円1,008,000円756,000円756,000円 初期投資 2,050,000円 その他経費 1.0%515,000円520,000円525,000円530,000円536,000円営業利益 4,103,000円6,843,000円7,601,000円7,940,000円8,024,000円営業利益率 7.8%13.2%14.5%15.0%15.0% ※ 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。 また、売上や利益を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。
ベーカリー
パンやケーキ、ペイストリー、パイなどオーブンで焼いた穀粉ベースの食物を調理し、販売するパン屋さん。
コーヒーや紅茶などの飲み物やスープやサンドイッチなどの軽食を販売したり、イートイン施設を備えたカフェを兼ねた形態もあります。
起業にあたって必要な手続き
ベーカリーでも、サンドイッチを作らない場合は「菓子製造業」と分類されるので許認可は不要です。一方、サンドイッチを作る場合は「飲食店営業」に関する営業許可が必要になるので飲食店の開業にあたっては、営業許可を所轄保健所の食品衛生課に申請しましょう。また、食品衛生法では、各店に1人、食品衛生責任者を置くことが義務づけられています。
食品衛生責任者になる場合、「調理師」「栄養士」「製菓衛生師」等の資格が必要です。資格者がいない場合、保健所が実施する食品衛生責任者のための講習会を受講すれば、資格を取得できるので確認しましょう。
一般の開業手続きとして、個人であれば税務署への開業手続き等、法人であれば、必要に応じて、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災保険関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きをします。
起業にあたっての留意点・準備
どのようなパン店にするのかコンセプトを明確にする
たとえば、「焼きたてのパンを提供する」「安全で安心な素材を使う」「天然酵母」などの特徴を出す
パンの種類にバラエティをもたせ、常時数種類の商品を取りそろえる
菓子パンやデニッシュで、おやつに使えるもの
食パン、テーブルパン、サンドイッチ、惣菜パンの4つで、食事にふさわしいもの
菓子パンやデニッシュに加え、クッキーやパウンドケーキも含まれ、手土産にもなるようなもの
食事用で高価格帯のパンで、ギフト商品にもなるようなもの
オーブンフレッシュベーカリーでの開業を目指す
オーブンフレッシュベーカリーとは、店内にパン焼き窯を設け、焼きたての製品を売るパン店のこと。オンプレミスとベークオフ方式の製造形態があります。
原料の購入から仕上がりまですべて同じ店舗内で行う。原材料の選択が自由で 多品種生産と特徴ある味がセールスポイントになる一方、ミキサーからオーブンまでのパン製造諸設備を要し、熟練技術者(職人)の確保、更に発酵過程に長時間を要することなどである。
メーカーの工場から成形した状態の冷凍生地を仕入れて店舗で焼いて仕上げる。店内での作業が少なく、設備や高い熟練を持つ技術者が不要であることなどからスペースが狭くて済み、資本は少 なくて済む一方、技術の維持向上や商品開発力が必要である。
安心・安全な地域のパン屋さん
必要資金例
商店街に、20坪のベーカリーを開業する場合
ビジネスプラン策定例(モデル収支例)
初年度売上計画例(客席30席)
モデル収支例
初期投資回収 4年度
(単位:千円)
※ 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。 また、売上や利益を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。