美容室美容院は、開業が比較的容易であることから、新規参入が多く、地域によってはすでに飽和状態にあるといえ、厳しい競合状況が続いています。固定客をつかむため、そのほかの美容サービスの提供など差別化をはかることが重要です。流行に対して柔軟な対応なども求められるでしょう。1店舗当たりの美容師数は平均1〜2名、また美容師以外の従業員を含めても4名かそれ以下といわれており、小規模な店舗が多いです。ただし、最近は知名度の高いチェーン店の進出が活発化しています。開業にあたって必要な手続き美容院を開業する場合、開業予定日の1週間前までに、保健所への届出を行なう必要があります。必要書類・開設届施設の平面図構造、設備の概要会社の登記簿謄本(開設者が法人の場合)従業員名簿有資格者の免許証(提示)従業員の健康診断書・店舗の図面(厨房配置入り平面図)2部経営者自身が「美容師」の資格を有しているか、「美容師」の資格を有する者を雇用していなければいけません。また、常時2人以上の美容師が働いている店舗においては、「管理美容師」の資格を有する者を置く必要があります。【美容師資格:厚生労働大臣の指定した美容師養成施設で所定の学科を習得した後、学科試験・実地試験に合格しなければなりません。また、実地試験は、1年間の実地訓練期間を経た後でなければ受験できません。 】【管理美容師資格:美容師として3年以上の実務経験を積んだ後、各都道府県で実施される所定の講習を修了することによって与えられます。】店舗の構造設備に関しては、作業面積や照度などが都道府県の条例で定められています。最寄りの保健所で相談に応じてくれます。起業にあたっての留意点・準備立地条件駅周辺、繁華街…競合は激しいものの、通行客数も多いためフリー客の来店が見込めます。明るく開放的でセンスのよい店舗が望ましいです。住宅街、郊外…地域住民を中心とする固定客がおもな客層となります。きめの細かいサービスやフレンドリーな接客がポイントとなります。ビジネス街、学生街…近隣のOLや学生がメインターゲットとなります。低価格・高回転の店と、高級感を訴求する店に大別できます。有能な美容師の確保気に入った美容師がいるかどうかを美容院の選択基準とする消費者は多いです。有能な美容師を確保できるかどうかは大きなポイントとなります。とくに、美容やファッションに関心の高い顧客を引きつけるためには、技能面だけでなく、メイクテクニックやファッションセンスなどの面でも優れている美容師が望ましいです。付帯業務従来、美容院では和服の着付けや化粧品の販売などの「副業」を手がけていましたが、最近ではボティエステやハンドマッサージ、ネイルアートなどのサービスを導入する美容院も増えつつあります。必要資金例繁華街のビルにテナント入居し、20坪・5席の店舗を出店する際の必要資金例項目初期投資額(円)物件取得費保証金(賃貸料10カ月分)3,000,000仲介料(賃貸料1カ月分)300,000小 計3,000,000設備工事費・ 什器備品費等内装工事費4,000,000店内装飾1,500,000看板800,000給排水工事費等1,000,000空調設備1,000,000照明器具・配線工事900,000小 計9,200,000開業費印刷・DM等販促費250,000開業前人件費200,000開業前家賃300,000開店仕入(消耗品等)400,000その他560,000小 計1,710,000総 計14,210,000ビジネスプラン策定例売上計画例 客数(人/月)客単価(円)日商(円)営業日数(日/年)年商(円)平日(週4日)204,00080,00020816,640,000土・日曜日306,500195,00010420,280,000合 計31236,920,000損益計算のシミュレーション 年間増加率変動費率初年度(千円)2年度(千円)3年度(千円)4年度(千円)5年度(千円)売上高1.0% 36,92037,28937,66238,03938,419直接材料費 13.0%4,8004,8484,8964,9454,994諸経費 合計 25,48224,01624,31424,37624,681人件費1.5% 12,60012,78912,98113,17613,373不動産賃借料1.0% 3,6003,6363,6723,7093,746水道光熱費 3.5%1,2921,3051,3181,3311,345販売促進費 2.0%738746753761768通信費 0.2%7475757677消耗品費 0.2%738746753761768減価償却費 618618618378378初期投資括計上分 1,760----その他経費 11.0%4,0614,1024,1434,1844,226営業利益 6,6398,4268,4528,7188,743営業利益率 18.0%22.6%22.4%22.9%22.8%*人件費:社員2名、インターン等2名*必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。 また、売上や利益を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。
美容室
美容院は、開業が比較的容易であることから、新規参入が多く、地域によってはすでに飽和状態にあるといえ、厳しい競合状況が続いています。固定客をつかむため、そのほかの美容サービスの提供など差別化をはかることが重要です。流行に対して柔軟な対応なども求められるでしょう。1店舗当たりの美容師数は平均1〜2名、また美容師以外の従業員を含めても4名かそれ以下といわれており、小規模な店舗が多いです。ただし、最近は知名度の高いチェーン店の進出が活発化しています。
開業にあたって必要な手続き
美容院を開業する場合、開業予定日の1週間前までに、保健所への届出を行なう必要があります。
必要書類・開設届
経営者自身が「美容師」の資格を有しているか、「美容師」の資格を有する者を雇用していなければいけません。
また、常時2人以上の美容師が働いている店舗においては、「管理美容師」の資格を有する者を置く必要があります。
【美容師資格:厚生労働大臣の指定した美容師養成施設で所定の学科を習得した後、学科試験・実地試験に合格しなければなりません。また、実地試験は、1年間の実地訓練期間を経た後でなければ受験できません。 】
【管理美容師資格:美容師として3年以上の実務経験を積んだ後、各都道府県で実施される所定の講習を修了することによって与えられます。】
店舗の構造設備に関しては、作業面積や照度などが都道府県の条例で定められています。最寄りの保健所で相談に応じてくれます。
起業にあたっての留意点・準備
立地条件
有能な美容師の確保
気に入った美容師がいるかどうかを美容院の選択基準とする消費者は多いです。有能な美容師を確保できるかどうかは大きなポイントとなります。
とくに、美容やファッションに関心の高い顧客を引きつけるためには、技能面だけでなく、メイクテクニックやファッションセンスなどの面でも優れている美容師が望ましいです。
付帯業務
従来、美容院では和服の着付けや化粧品の販売などの「副業」を手がけていましたが、最近ではボティエステやハンドマッサージ、ネイルアートなどのサービスを導入する美容院も増えつつあります。必要資金例
繁華街のビルにテナント入居し、20坪・5席の店舗を出店する際の必要資金例
ビジネスプラン策定例
売上計画例
損益計算のシミュレーション
*人件費:社員2名、インターン等2名
*必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。 また、売上や利益を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。